身体には基礎代謝があります。
これは、「何もしなくても生きているために必要なエネルギー」の事です。
身体では実は、基礎代謝の割合がおおよそ決まっています。
骨格筋→22%
肝臓→21%
脳→20%
腎臓→8%
脂肪→4%
その他→16%
※一般的な体型の成人
骨格筋(筋肉)22%、肝臓21%、脳20%が基礎代謝の約6割を占めています。
活動量を増やすことで、まず筋肉でのエネルギー消費量が激増します。
そして、運動してから48時間は筋肉の興奮状態が続くので、新陳代謝が活発になっており、基礎代謝が高い状態が続きます。
(基礎代謝は48時間かけて元の状態に戻ります。)
体脂肪は糖質と脂質の過剰摂取により、簡単に脂肪細胞へ取り込まれどんどん増えていってしまいますが、いざ減らそうと思っても基礎代謝で脂肪は4%の割合しかないため、エネルギー消費量としてはわずかなのです。
太るのは簡単、減らすのは大変、というのはまさにこの仕組です。
運動は筋肉を使うことや筋肉を増やす事で、運動時の消費エネルギー増加だけでなく、運動後消費エネルギーも増加させるので、体脂肪を減らしやすくしてくれます。
ダイエット中は基本的には朝ごはん前を除いて、運動前は空腹のほうが体脂肪も燃焼しやすくなるので、タイミングも意識できる場合は、食後4〜6時間のタイミングで運動ができると効率が良いです。
ちなみに、寝ているときは、エネルギー消費量の多い、筋肉、脳、心臓の活動が低下して消費量が激減するため、食べてすぐ寝るのは太ります。